ソフトウエアライセンスのシュリンクラップ契約をわかりやすく解説します

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シュリンクラップ契約での問題点

シュリンクラップ契約で問題となるのが、購入者が本当にその使用許諾書を読み、同意し、購入したかどうかです。

この点で参考になるのが

  • 経済産業省の「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」
  • です。

    この準則の237ページ以下が参考になると思います。

    シュリンクラップ契約での契約成立について

    分かりやすくまとめると、ライセンス契約についての表示が全くないか、または容易に見つからない場合には、ライセンス契約は成立しません。

    他方、ライセンス契約の内容が容易に認識できる状態で、かつ開封と同時にライセンス契約が成立する旨の表示があれば、ライセンス契約が成立することとなります。

    シュリンクラップ契約での契約成立についての判例

    このシュリンクラップ契約での契約成立が争われた裁判例は見当たりませんが、購入者によるライセンス契約への承諾が存在するかどうかが難しいので、その点を注意する必要があると言えます。

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